Spirit by スタインバーガーを最強のエレキギターに改造する! その2、3Dプリンターによる自作ストリングアダプター搭載!
どうもeastです。
Spirit by スタインバーガーを最強のエレキギターに改造する! その1、チューニングノブ安定化
前回に引き続き、安価なスタインバーガーを最強のギターにしようという目論みです。
さて、スタインバーガーというギターでもっとも使い勝手が悪いと思うのは、
ずばり専用弦しか使えないこと、ですね。
構造上、ダブルボールエンド弦という、
弦の両端が固定された弦しか張れないようになっています。
これとか。
めちゃ高い。
Steinberger Spirit GT-PROの場合、「安くていいじゃん!と思って買ったけど、専用弦買わないといけないんだ…。めんどうだなぁ…。」
なんて人、たくさんいるのではないかと推測します。
自分の好きな弦を張るには、専用のストリングアダプターを買わないといけません。
この記事を書いた当時(2014年末)、国内の楽器店では取り扱い店が少ない上、ほとんど売り切れでした。
幸いなことに、イケベ楽器さんが本体のカラバリを増やしてくれたおかげで(つまり、ギター本体の台数が出ている)ことで、このストリングアダプター、ちゃんと入手できる状況になりました。
私も買いましたw(2018年10月9日追記)。
★下記からは、当時、オフィシャルのアダプターが入手困難だったころに書いたものです。
そこで、スタインバーガーの弦にまつわる問題を解決するのがこちら!
3Dプリンター謹製オリジナルストリングアダプター!
今のところテスト版で、いくつか問題はあるのですが、
「自分の使いたい弦を使う」という目的は達成しています。
これからすこしずつブラッシュアップして、
欲しい人にはいくらかで譲る、3Dデータを公開するみたいなレベルを目指しますが、
作れるってことを示したくて、いったんお披露目しときます。
このストリングアダプター、
Aパーツ、Bパーツ、Cパーツで構成されています。
まず、デフォルトでヘッドに付いているアダプターを外します。
この黒いやつですね。
こいつの代わりにAパーツを取り付けます。
Bパーツに弦を通し、
M3のナットとスクリューボルトをあらかじめ仕込んだCパーツと繋げます。
スクリューボルトを締め込んで弦をBパーツに固定します。
Aパーツと弦を固定したB・Cパーツを合体!
あとは通常通りにチューニングをしてあげればOK。
張った当初はかなり不安定ですが、
何度かチューニングを繰り返すと馴染んできます。
あと構造上、激しいアーミングはできません。
スクリューネジの圧力で固定している弦がすっぽ抜けます。
でも2音チョーキングくらいは問題なかったです。
★直近の課題
・弦の張替えにかかる手間をもう少し軽減する構造を考える
・6弦、5弦の固定にかかる負荷が大きいため、Cパーツの強度を上げる
→この2点が解決できれば、
誰にでも使ってもらえるものとして仕上げられそうです。
とりあえずver1としてはこれで良いのですが、将来的に取り組むのは、
弦の独立交換を可能にする構造を考えて反映させる、ですね。
今の構造だと、1本だけ弦を張り替えるというときにかなり面倒なのです。
私、ヨーヨーをメインに3Dプリンターであれこれ作ってますけど、
3Dプリンターって、データさえ作れれば、
本当にどんなジャンルにも繋がれる造形機械です。
持ってると、アイデアも無限に湧いてくるっす。楽しいヽ(・∀・)ノ
さて、これで弦の自由化ができました。
次は、ピックアップをEMGに変えたいと思います。
安いギターであればあるほど、ピックアップ交換の威力は大きいものです。
今日はこれまで!
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