メイカーフェア東京2014に行ってきました![考察編]
どうもeastです。
前回は写真で紹介をしましたが、
今回は即興で動画作ったので、まずはこちらをご覧いただいて…。
東京メイカー(我々)を全面に出してますが、
会場がどんな感じだったかも味わえると思います。
さて、祭りからひと晩明けて仕事に行き、戻ってきて、
今日も仕事に行き、戻ってきて、
メイカーフェア直前で壊れた3Dプリンターを修理しながら考えてます。
今回大阪から行って、もっとも価値があり、ありがたかったと感じたことは、
3Dプリンターを買って自分でヨーヨーを作り始めてから出会った人が
ほぼ一同に会した場であった、ということでしょうか。
もともと社交的な性格ではないのでそう顔も広くないのですが、
中野の「あっ!3Dプリンター屋だ!」をベースにした東京メイカーチーム、
Reprapコミュニティジャパンのみなさん、GenkeiにApistec。
みんな、この半年の間に出会った人達です。
会場の中には入らなかったけど、友人の事業者、ニコドライブも来ていた。
みんな3DCAD、3Dプリンターというキーワードで繋がった人たちです。
独りではなかった。一人ではこの場に来れなかった。
ヨーヨーを作ってヨーヨー界隈に持って行っているだけではできなかったこと、
3Dプリンターを買って3Dプリンターをいじるだけでは広がらなかったことが、
ヨーヨーというコンテンツと3Dプリンターという機械の両方を自分が持つことで、
クロスし、相互作用して意義を持ち始めた瞬間でした。
中でも、いっしょに展示した3Dプリンター活動ブランドのひとつ、
CAD鉄 とは相通じる部分が多く、広げ方や活動方法の違いはあれど、
考えの方向性や悩み、こうやっていったら面白くなるはず、
というポイントが類似していることに気づきました。
2日間の展示を通じて、私自身は、
競技で使うための高性能ヨーヨーを熱溶解方式の3Dプリンターで作ることを追求し
技術を持って実際に使って見せることで「Make」と「Use」を証明すること、
一方で高性能・高機能を度外視して作るチョコヨーヨーのような、
「こんなヨーヨーだってあっていいはずだ」という可能性を提示し続けること、
このふたつをそれぞれ平行させていくことで、
ヨーヨーに興味のなかった人やヨーヨーを知らなかった人とも
コミュニケーションを繋げていけるだろうという確信を持ちました。
「世界最小の3Dプリンターで、極小ヨーヨーを作る!?」
そんな突発的な発想でも、その場ですぐに実現できるところまで時代は来ています。
これはReprapJapan×Yoyo-Makerの異色コラボヨーヨーとして、
後日、良い報告をしたいところです。
CAD鉄さんでは、
構えたブースがこども達が寄って滞留しやすい
「おもちゃ箱」的な展示になっていたこと、
その付き添いのお父さん世代が親しんだものがプラレールだったりしたことから、
Nゲージ用の鉄道模型を作るというこだわりを超えて、
プラレールアドバンスといった、すこし違う方面の鉄道模型にも向けていく、
というアイデアが生まれていたようです。
来場した人たちとのコミュニケーションがなければ、
こんなふうには考えたりしなかったかもしれませんね。
ファブ、メーカーズムーブメントには、
たとえ作るのはおうちの中であったとしても、
そのあと世に提示していく、
発信してみんなで楽しく共有していく場と流れがあることが必要だと感じます。
それが、3Dプリンターそのものだろうと、3Dプリンターから作ったものであろうと、
手で作ったものだろうと電子工作であろうと。
そうやって、みんなでワイワイやることに楽しさと価値があるんですきっと。
あと今回気になったトレンドは、ラズベリーパイやアルドゥイーノといった
プログラミングのキット。電子工作の出店が盛り上がりを見せていたことです。
いろんなことができるキットひとつが1万円で買えるようになっています。
この1年、2年くらいでブームが起きて、
素人がプログラミングキットを使って何かする流れが定着しそうな気がしますね。
さてそんなメイカーフェア東京の「祭り」も終わり、記事が出ました。
Maker Faire Tokyo 2014:見て・触れて・体験できる――オートデスクが3Dモノづくりの世界をメイカーに訴求 (2/3) - MONOist(モノイスト)
なんと私も紹介されておりますYO!
今日はこれまで!
みなさんお疲れ様でした。