3Dプリンターatomに3dal式オートレベリング機構を装着する! 後編
どうもeastです。
すこし間が空いてしまいましたが、後編です。
前編はこちら
3Dプリンターatomに3dal式オートレベリング機構を装着する! 前編。
3Dプリンターでも、LCDディスプレイがついたり、タッチパネル液晶がついたり、
単体独立して動く「スタンドアロンタイプ」なものが出回ってきました。
我が家の3Dプリンターatomは、
初期状態ではパソコンから操作をするタイプとなります。
前回のハードウェアの設定に続いて、今度は「Marlin(マーリン)」という
ファームウェアをカスタマイズしていくのですが、
「新しく付けた部品に対応する動きを、3Dプリンターに覚えさせる」
という表現だとご理解いただけるでしょうか。
Windows7をWindows8にする、みたいなイメージでもいいんですが、
作業した感じ、そこまで刷新する作業ではないんです。
これが↓3Dプリンターの心臓、マイクロコンピュータ。
USBケーブルで、パソコンと3Dプリンターの制御ボード
(atomではMomoinololu [Rev 1.1] - ITショップ「えとせとら」というボードを使っています)
を繋いで、ボード設定用のソフトウェアをパソコンから立ち上げます。
Arduinoホストについては、また別途チャレンジしてみたいなぁと思っていますが、
いったん今日は
「マイクロコンピュータのファームウェアをバージョンアップする」
ためのツールとしてご理解ください。
Arduinoそのものについては、汎用性の高いマイクロコンピュータです。
IDE(ホスト)はフリーウェアです。ダウンロードして手に入れます。
インストールします。
さぁ立ち上がった!
atomの場合、momoinoluluという制御ボードを使っていると言いましたが、
実はこれはSanguinoというボードがもとになっていますので、
それを登録して、使えるようにしてあげます。
はい、ということでね、もうマイコンボードへの書き込みが終わってますが(笑)、
これ、ブログで全部説明しようとすると
もっと何回かに分けないといけなくなりそうだったので割愛します。
要は、このArduinoというソフトウェアの上でコードを書き換えて、
3Dプリンターのボードに書き込んで更新してあげる、という作業をやってます。
もうひとつ「スライサー」という、
3Dデータを3Dプリンターで出力するためのデータ変換ソフトにも
設定変更を施します。これは書き加えるだけです。
でわ!ここまでの改良を終えたatomのオートレベリングをご覧頂きましょう。
詳細は前編をもう一度お読みいただきたいのですが、
これまではZスイッチを手で動かしてノズルとベッドの距離を調整していました。
それをプリント前に全部自動でやってくれます。
動画のatomでは実はわざとスペーサーを噛ませて傾けてあるのですが、
通常は、ベッドがこんな傾いている状態では造形できません。
動画の最初に出てくる4点の高さ確認をすることで、
このベッドの傾きずれが織り込み済みの動きをしてくれるようになります。
造形の仕上がりも問題ありません。atom、ほんと使いやすくなりました。
ちなみに、この機構に関する情報は下記で公開されております。
今日はこれまで!
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