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East Music Works's blog

なんでも屋eastによる、音楽レビュー、ベース、ヨーヨー、3Dプリンター&プロダクトなどのネタブログ。アーティスト・CDレビューを中心にゆるーく更新。

3Dプリンターでヨーヨーを作ろう!番外その1 素材比較編

どうもeastです。

先月、DMMから怒涛の届いて組み立てを一通り終え、

ぼくヨープロジェクトもようやくひと段落。

先日、ハッチHoneybeeと公表し、

私のヨーヨー制作も少し軌道に乗ったところですが、まだちょっとだけ続きます。

今回は、素材の比較です。

 

3Dプリンターで出力できる素材には様々なものがあります。

DMMやrinkakuなどのプリントサービスはもちろん、

パーソナル3Dプリンターを使うときにも、

どの素材で作ろうかな?という迷いは誰しも持つことになります。

 

なぜならばそれなりの費用を投下するからです。お金も材料も無駄にしたくない。

人情ですね。

 

さらに私の場合、ヨーヨーというある意味特殊な造形物を作っており、

組み込むパーツが多数あるため、最適な素材はなんなのか、

という探求を行うことは宿命でもあります。

 

実際に私が試してみて「これはうーん」みたいなものもあるので、

私の目ひいてはヨーヨー制作の目から見た感想が中心ですが、お付き合いください。

使ったことのある素材をレビューしていきます。

 

もしかするとヨーヨーではないものを作りたいと思ってる人が

このブログをご覧になってるかもしれませんが、

やっぱりどの素材を使うかを迷っててここに辿り着いているかもしれません。

何かの参考になれば幸いです。

 

①ナイロン(DMM)

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実用度:★★★

精度:★★(密度:★)

価格:★★★★★

ナイロンを使うメリットはなんといっても価格。

アクリルや金属素材に対して、比較的安価に作れます。

一番の問題は精度というか密度ですね。

ボディに厚みを出して重さを持たせようとしても、理論重量は出ません。

ひどいときは理論重量の75%にしかなりません。

形状はかなり高精度で出ますので造形ミスとかではないんですが、

要はスカスカ気味ってことですね。

なので、重量を重視するプロダクト設計を行い、ナイロンで出力する人は、

この誤差を設計段階で想定しておいたほうがいいです。

重量はだいたい想定の80%~90%くらいになります。

また、成形品がコンマ数mm若干膨張しているのかざらざら仕上げのためなのか、

想定したパーツが組み付けにくかったり、

ルーピングするとかなり引っかかるようです。

届いてみてあるいは組み立ててみてあるいはプレイしてみて、

「ヨーヨーとしてあちゃー(ノ∀`)」っていうことがあります。

膨張というかざらざらについては紙やすりで修正が可能です。

使ってれば次第に摩耗してそのうちツルツルになってきますし、

その気になれば大胆に手加工で調整できちゃう素材なんですけどね。

そのあたりを差し引いても価格は魅力なので、私は今後もお世話になります。

 

②アクリル(DMM)

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※灰色のリム部分はステンレスです。

実用度:★★★★★

精度:★★★★★

価格:★

3Dプリントサービスで使えるものの中で、

ヨーヨー製作に適している素材といえます。

ナイロンではコントロールが難しい重量も、きちんと出ます。

お金を積めば高精細モードでも出してくれるんですが、

どのくらいきれいに仕上がるんでしょうか、気になりますね。

ただ、ネックはその費用。

ナイロンに比べて高いのであまり頻繁にチャレンジできません。

また、アクセルやベアリングの取り付け部分に

ある程度の厚みを持たせないと、負荷がかかって割れます。

負荷のかからないところの造形は最低1mm、

負荷がかかるところは2.5~3mmくらい厚みを取ったほうが良いです。

 

③ホワイトアクリル

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実用度:★★

精度:★★★★

価格:★

最近安くなりましたけど、ヨーヨーの素材としてはあんまりよくないです…。

アクリル同様造形は綺麗に出ますが、素材に粘り気があるせいか、

納品状態で細かいバリが多いので、届いてからの手加工は必須です。

旋盤か何か専用の工具を使ってちゃんとバリ落としやったほうが良いでしょうね。

もし使うとすればリムとか、場所を選ぶ素材かと。

私は今後、ヨーヨー制作ではあまり使わないと思います。

 

④ABS(パーソナル3Dプリンター/DMM)

f:id:eastMusicworks:20140723143509j:plain

実用度:★★★★/★★★★

精度:★★/★★★★

価格:★★★★/★

多くのパーソナル3Dプリンターで使われている方式、

熱溶解積層法(FDM)3Dプリンターで使われることが多い素材です。

DMMだとABSライクという材質になって

値段も高くなりますが造形方式が違うせいでしょうね。

素材としてはかなり固くて、実用にはもってこいです。

比重が軽いのでFDM方式の場合、

密度・重量のコントロールは出力時の設定にひと工夫必要です。

ナイロン同様、重量を持たせるには難儀しそうです。

 

⑤PLA(パーソナル3Dプリンターのみ)

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実用度:★★★★

精度:★★

価格:★★★★★

ABS同様、パーソナル3Dプリンターで使うことになる、

比較的安価に手に入る素材です。

ポリ乳酸と呼ばれる生分解性のプラスチックでできております。

非常に硬くてヨーヨーに適しております。

グレーのようなソリッドカラーからクリア系のカラーまで、

素材のカラーバリエーションが豊富なので出力して楽しい素材です。

これも、プリンターで出力するときの設定で造形をコントロールします。

植物由来の素材のせいか、家で出力しているとき

たまに不思議な香ばしい匂いがします(笑)。

 

⑥ステンレス(今はDMMでは利用できません)

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※内側の白い部分はナイロンです。

実用度:★★★

精度:★★★

価格:★

これで普通にメタルヨー作れるじゃん!って思ったら大間違いです。

かなり高額ですし、そもそも鉄の合金なのですごく重いです。

複雑な形状の場合、造形時にもかなりの注意が入ります。

リムなどの部分パーツ向きですね。

また、表面の仕上がりはかなりざらざらで、細かい組みつけには難儀します。

金属用の目の粗い紙やすりなどで仕上げてあげないと、

いざヨーヨーのパーツとして回転したとき心地良いフィーリングが出ません。 

最近、インコネル合金、マレージング合金に取って代わりました。

 

⑦チタン(DMM)

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実用度:★★★★★

精度:★★★★★

価格:・゜・(ノД`)・゜・

ハニカムヨーヨーシリーズの「QueenBee」の制作にあたって

ボディで試しましたが、精度、強度は図抜けて良いですね。

とてもきれいにハニカムが造形されています。

かなり高額ですが、金額に見合う素材です。お金さえあればもっと使ってみたい。

表面がナイロン、ステンレスと同様に ざらざらなので、処理には難儀します。

ちなみに、QueenBeeは現在ベアリング周りの部品を調整していまして、

実用に向けた公表はしばらく先になりそうです(´ω`)

 

 

 

今日はこれまで!

番外編の次回はここまで作ってきたヨーヨーのまとめだよ!