読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

East Music Works's blog

なんでも屋eastによる、音楽レビュー、ベース、ヨーヨー、3Dプリンター&プロダクトなどのネタブログ。アーティスト・CDレビューを中心にゆるーく更新。

Genkei製国産3Dプリンター「atom」の組立ワークショップに行ってきた![後編]

どうもeastです。

前編はこちら!

Genkei製国産3Dプリンター「atom」の組立ワークショップに行ってきた![前編] 

 

さて、前回の続きです。

前半では、プリンターの土台ともなるY軸の組立まで紹介しました。

お昼休みを終えて、他の部分の組立に入ります。

f:id:eastMusicworks:20140712140129j:plain

f:id:eastMusicworks:20140712145411j:plain

エクストルーダーと呼ばれるフィラメント押し出し機構の組立に、

すこし神経をすり減らしました。ネジで留める位置がシビアです。

この写真は、自分の記録用でもあります。

※フィラメントとは造形に使う素材のことです。たいていABSなどのプラスチックを言います。

f:id:eastMusicworks:20140712153558j:plain

さぁ、X軸、Y軸、Z軸、エクストルーダーの各部分をドッキング!

そして、3Dプリンターという「機械のインパクト」に負けがちなこの部分。

f:id:eastMusicworks:20140712153605j:plain

マイクロコンピュータ、いわゆるマイコン、機械の制御装置の取り付けへ!

これは3Dプリンターの脳ミソとでも言うべき部品で、

電源、各種モーター、USBケーブルを介してパソコンとも繋ぎます。

f:id:eastMusicworks:20140712161031j:plain

マイコンと各モーターにも接続が完了、電源も接続完了です!

f:id:eastMusicworks:20140712162926j:plain

まだだ!まだ終わらんよ!

実はGenkei社のこのワークショップ、

3Dプリンターの組立のみならず、

「1から最後のプリントまで全てをお教えする」と謳う、

国内初のワークショップなのです。

いよいよ大詰め、

写真では大きな黒い猫フィギュア、通称「ルーシーキャット」の、

ミニチュアを出力する中で、

3Dプリンターに適切な造形指示を出すためのノウハウを身につけます!

f:id:eastMusicworks:20140712172443j:plain

この隙間、超重要。これも自分のメモ用写真です。

Genkeiの3Dプリンター「atom」では、

パソコンに繋げたあとの各部分の調整・セッティングなどは、

全て自分で行うことになります。

調整のコツはスタッフさんから伝授してもらえますが、

これ知っていると知らないとでは、仕上がりに結構大きな違いがあると思います。

f:id:eastMusicworks:20140712174257j:plain

そして、造形のスタート!

参加したメンバーも無事にプリント開始ができ、一同安堵の表情。

私も一安心。

ちなみにこのatom、ウィンドウズPCだと造形中もパソコンの操作ができるそうです。

USBメモリ等でデータを読み込ませるタイプ以外のたいていの3Dプリンターの場合、

造形中はパソコンの操作ができないと聞いています。

f:id:eastMusicworks:20140712180309j:plain

待つこと10分ほど。そこにはなんとグレーの猫ちゃんが!

この猫のデータ名は「ルーシーキャット」、

atomユーザーにとっては一番有名な猫だそうな。

後ろにある円柱はピラーと言って、

先端が尖ったものを綺麗に出すための副産物です。

f:id:eastMusicworks:20140712181124j:plain

箱いっぱいのルーシーキャット。どんだけ作っとんねん(笑)。

よく見たら底面に文字が書いてありました。

フィラメントの色見本でもあったんですね。

 

無事出力も出来た、土曜の夕方18:30。

3Dプリンター「atom」を一度ちょっとだけバラして、箱詰めして解散です。

お疲れ様でした!

遠方からお越しの方、このあと仕事があって持って帰れないという方は、

宅急便着払いで対応してくれるようです。

私は抜かりなく持ち帰り用に折り畳みカートを持ってきており、

都営大江戸線に乗って持って帰りましたけどね。

 

さて、後半戦の感想です。

はっきり言って、3Dプリンターの運用にあたって、

この後半の方が学ぶべき重要な事項が多いです。

3Dプリンターをアマゾンや家電量販店で買った人は、

恐らく購入したあとそれほど手厚いフォローがあるわけでもなく、

ひとりで黙々と最初の出力までたどり着かないといけないのではないでしょうか。

当然ちゃんと説明書もあるんでしょうけど、これはひとりでやるのつらいよ

 

ワークショップに参加していると

何かわからないことがあったらすぐにスタッフさんに聞くことができるし、

それをする理由、原理から丁寧に教えてもらえます。

しかも「そちらうまくできました?どうですか?」なんて、

同志と話をしながらだったんでさらに気づかなかったんですが、

今ブログ書いてて改めてそう感じました。これひとりでやるのつらい

しかも出力に使うソフトは英語のソフトだし、

ぜったいどこかでめげると思う。

 

仮に出力まで辿り着いたとしても、

造形の精度を高める工夫はどうするか、

うまく動作しないときの対処はどうするか、

など、継続的に使うときに現れるハードルはそんなに低くないはずです。

組み立て終わったあと出力するまでの間に、問題解決のヒントが詰まってます。

 

もちろん、

ワークショップに参加していても同じトラブルには見舞われるでしょうが、

組み立てて出力まで達成したという自信があること、

自分で組み立てた愛着があること、

わからないから聞いてみようかなというときに明確な質問先があること、

これらが3Dプリンターの問題解決に立ち向かう人間のメンタルへ及ぼす、

プラスの影響は計り知れません。

3Dプリンターが手に入るということだけではなく、

このような角度から考えてもこのワークショップ、

ひいては3Dプリンター「atom」は「買い」です。

 

3Dプリンターの購入をこれから検討している人は、

安さや手に入れやすさに惑わされず、

目的を明確にしてからもう一度検討したほうが賢明です。

3Dプリンターを衝動的に手に入れたいだけなのか…。

3Dプリンターで作りたい何かがあるのか…。

先日、また3Dプリンターで何やら事件が起きましたけども、

銃の時と同様に3Dプリンターに関する世の中の解釈は、やっぱり何かずれています。

それだけ、どう捉えていいのかわからない機械なんでしょうね。

 

3Dプリンター本体を手に入れたことで、

プロダクトの考案、3Dデータの作成、

3Dプリンター出力形式への書き出し、

3Dプリンターの制御と調整、プロダクトの出力、

という全ての行程を、自分で行うことができるようになりました。

今後は、この一連の経験をしっかり繰り返し積んで、

考えながらプロダクト(最初は主にヨーヨーになりますか)を作っていきます。

 

では、今日はこれまで!

ちなみに「atom」、造形精度高くておすすめ!なかなかの実力です!