LoopYin-Yang(prototype)ができるまで
どうもeastです。
動画、楽しんで頂けてますでしょうか。
こちらの動画で使用されているのはもちろんLoopYin-Yangなのですが、
現在開発が進んでいる競技を想定した仕様のものではなく、
あくまでModsコンテストに出品したものです。
縁あって川上氏に1セットお渡しすることができ、その後、
「おや?ひょっとしてちゃんと使えるんですか?」ということになり、
お互いのスケジュールの妙から動画を撮ろうという流れになったのですが、
ご覧のとおり、設計者の私がびっくりするぐらいちゃんとプレイできております。
正直、こんな高いレベルのものになるとは思ってませんでした。
昨年から今年にかけて有名な各メーカーがルーピング機種をリリースし、
ファイヤーボールやレイダーだけでなく、機種選択の可能性が広がりましたね。
私がLoopYin-Yangを考案したときは、
まさかこれらのヨーヨーの横に並び立つことなど想像すらしてません。
所詮コンテストに向けた1回限りの作成と考えていました。
しかし人間不思議なもので
ここまでプレイの可能性を見せられてしまうと、
もっともっと良いものにしようという欲が
湧いてきてしまうのは業というものでしょう。
さて、今日はそんなLoopYin-Yang(prototype)の製作工程をお見せします。
これプロトタイプになっちゃったんで、別にケチるもんでもないです。
設計データが残っているので
この状態のもので良ければいつでもプリントしてお譲りできます。
コスト調整してないので、お値段それなりにしますけど…。
はい、ということで工具が並びました。
セラミックカンナと100番の紙やすりで微調整して、組立をしていきます。
3DCADでボディを作ったのち、各種パーツをパージして、
別々のデータとしてプリントに出します。
トレランスがぎりぎりかつ、素材の膨張・収縮による誤差があるので、
現物を合わせながら調整していきます。
アクリルはかなりきれいに出ますが、ナイロンボディは膨張する傾向があるので、
はめ合わせる部分からどんどん削っていきます。
ちなみに、このヨーヨーの一番の特徴である陰陽模様についても、
ちゃんと白、黒を指定してプリントするのです。
小さい丸パーツは押し込んで装着します。
手前味噌ですが、やっぱり模様がきれいですね!
ボディは片面17.4gで、かなり軽量です。
ネジやらベアリングやらを含めても50gありません。
ということで、組み立てたのがこちら。
ちょいちょい遊んでるのですが、
ダンカンのドームキャップをはめるといい感じです。
★LoopYin-Yang(prototype)
直径: 58.7mm
幅:29.3mm
重量:41.1g
レスポンス:スターバースト(交換可能)
ベアリング:Kサイズ(ブラックナイロンスペーサー)
アクセル:M4
さてさて、こんなヨーヨー作りいかがです?
開けポンでめちゃくちゃ回るメタルヨーも良いですが、
こういう風に手で組み立ててみるのもなかなか良いもんです。
では、今日はこれまで!