East Music Works's blog

なんでも屋eastによる、音楽レビュー、ベース、ヨーヨー、3Dプリンター&プロダクトなどのネタブログ。アーティスト・CDレビューを中心にゆるーく更新。

3Dプリンターでヨーヨーを作ろう⑨ 重量計算編

さてさて。eastです。

また間が開いちゃいましたね。

前回はSTLデータの出力まで行きいよいよ造形といきたいのはやまやまですが、

私はこのタイミングで設計したヨーヨーの重さを検討しています。

告知のとおり、今回は重量計算を行いましょう。

 

ヨーヨーというのは物体としても非常に面白いスキルトイで、

1gの重さ、軽さ、あるいは1mmの変化が

そのまま使用フィーリングの変化に直結するんです。

形状やサイズにもよりますが基本的には、

重くなればもっさり動く、軽くなればスピーディに動く、

そんな変化があります。

競技ヨーヨーの経験者や、

ヨーヨーの振り比べを頻繁にする方ならばわかっていただけるとは思いますが、

このあたりの感覚は一言でも文章でも表現が難しく、表しきれません。

 

一般の方にこの話をすると、それホント?嘘でしょ?って言われます。

ホントです(笑)。

 

さて、STLファイルから体積を出す方法ですが、

私は体積計算のできるフリーソフトを、3DCADとは別に使っています。

Hira STL Viewer

http://www.hiramine.com/software/hirastlviewer/index.html

サイトからダウンロードしてみてくださいませ。

 

使い方は単純です。

ソフトを起動し、作成したSTLファイルを読み込みます。

f:id:eastMusicworks:20140517012609j:plain

このソフトでは、インポート、というのがファイルを開くのと同義ですね。

次に、「解析」から「体積計算」を選択。

f:id:eastMusicworks:20140517012703j:plain

すると、小窓が表示されますので、ボディを右クリックして選択しましょう。

f:id:eastMusicworks:20140517012802j:plain

右クリックするとボディの計算が始まるのでしょう。

この作業をはじめると私のノートパソコンでは本体冷却ファンの音が

うるさくなるので、すぐに計算中なのがわかります(笑)。

ちなみに、パソコンのマシンスペックが低いと

余計に時間がかかったりフリーズしたりしますので、気をつけてください。

f:id:eastMusicworks:20140517092158j:plain

さて、一通り計算しましたところ、

ナイロンボディ:5.4cm3

ステンレスリム:1.5cm3

となりました。

ここから重量を出す計算式は単純です。

体積×出力予定素材の比重=理論重量値

比重ですが、ナイロンは1.14、ステンレスは7.9なので、

ボディ重量:5.4×1.14×2個=12.3g

リム重量:1.5×7.9×2個=23.7g

合計:36g

アクセル、ナット、ベアリング、スペーサー、パッドは別途量っておきましょう。

このへんはだいたい合計すると、4~6gです。

これで、重量計算ができました。

理論重量は、合計で42gとなります。

うーむ、これはヨーヨーとしては致命的に軽すぎですね。

現在主流の競技ヨーヨーでは主に65g前後、

軽いものでも最低60gはあります。

ある程度の重さを持たせることになるステンレスリムが、

全体の軽さを補うほどの回転力を持っていれば別ですが、

左右合わせて23.7g、

根拠はないですが競技プレーヤーとしてはなんとなく不安になります。

これはボディの肉厚増しが必然。

場合によってはリムの肉厚も修正する必要がありそうです。

 

この連載記事を始めたのが2ヶ月前ですから、

今振り返れば、当時やった設計はかなり稚拙なものというか、反省しないとですね。

実は連載中にも1種類、ヨーヨーを作りましたが、

eastの経験上、3Dプリンターで樹脂を出力すると

こうやって計算した理論重量よりも軽く出力されるようです。要注意ですね。

 

しかし!ここまで頑張ってデータを作ってきた人ならば、

既にあるボディ、リムのデータを修正すること、

あるいはもう一度幅をまして肉厚にしたボディを設計するのは容易なはずです。

理想の重量になるまでデータの修正、試行錯誤の繰り返し、頑張りましょう。

 

次の更新では、重量調整の施し方、そして計算結果と参ります。

ほんとにあと少し!

 

今日はこれまで!