East Music Works's blog

なんでも屋eastによる、音楽レビュー、ベース、ヨーヨー、3Dプリンター&プロダクトなどのネタブログ。アーティスト・CDレビューを中心にゆるーく更新。

閑話休題、我々は3Dプリンターで「何」を作るのか。

こんばんわ。eastです。

3DCADでデザインし、3Dプリントサービスでヨーヨーを作っております。

今日は3Dプリンターについて私が考えたことをまとめます。

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 左が第1作「Type1」、右が第2作「Loop Yin-Yang」です。

 

そもそも、私自身が3DCADをちゃんとやってみようと思ったのが2か月前、

ヨーヨーらしき一番古いデータの日付は2014年2月26日…。

以来、3Dプリンターのことを知れば知るほど、

これ不思議な機械だよなと思います。

これほどいろいろできそうで、

なんにもできない道具は珍しいんじゃないか。

 

金型とか旋盤加工とか20世紀後半に日本のお家芸と言われてきた生産分野は、

大量生産するためにあったり

もっと大きな機械を作るための部品として細かい精度を出すためにあったり

企業がより良いものを作って売るという営みの中で、

はっきりした目的があって発展してきたんだと思います。

「手段」がモノに対して求めている「あり方」、

「あり方」がモノに対して帰結させている「手段」が、わかりやすい。

私たちが生活の中で手に入れることのできるだいたいのものは、

大量生産されていて、寸分の違いもないものばかりですよね。

 

コップを1個手に入れる、という動作について考えてみます。

あなたが100円ショップで手に取ったプラスチックのコップ、

材料の値段で言えば3円とか5円かもしれませんが、

同じものを大量に作るため、背後で大きな金額の設備投資が動いているはずです。

にも関わらず、100円で売っても利益が出るから、

100円ショップに並んでいて、あなたの目の前にあるわけです。

 

それを頭の片隅に置きつつ一方、近年流行?の3Dプリンター。

「なんでも作れるぞ」っていう空気がありますが、同時に違和感も覚えます。

3Dプリンターで自分のコップ作るって、

ほんとにそれ楽しいか?ほんとにそれモノ作りの革命か?

100円で買えば済むはずものを、

わざわざ何万もする3Dプリンターを買って、

わざわざ複雑な3DCADの操作を覚えて、普通の人は作ろうとするか?

これ、3Dプリンターに関わる人は結構感じてることなんじゃないかと。

 

今、世の中に映し出されている3Dプリンターの万能感というものは

どこかミスリードに感じます。

3Dプリンターってなあに?っていうときに、

従来の製造と並べてはいけない気がします。

「これを作りたいんだという圧倒的な個人の制作欲を具現化する手段」

ということではないのか、これが現時点での私の考えです。

 

3Dプリンター、様々な国の様々なメーカーが様々な新製品を次々に出してます。

私も結構、そういう情報を自分からインターネットで探すようになりました。

プラスチックだけじゃないよ、金属でもできるよ、

再現性が高いよ、ランニングコストが安いよ、

あなたもなんでも作れるよ。

そういうなんとなく楽しげな売り文句をいっぱい目にしますが、

現状、絶対に欠けていることがひとつあって、

それは「あなたは3Dプリンターで何を作るのか」という問いです。

 

もうひとつ、3Dモデリングの情報や見解も極端に足りてないですね。

3Dプリンターでモノを作るには、3DCADなどを使って、

作りたいもののデータを自分で作るスキルは必須なんです。

そのへん、このブログで公開していこうとはチャレンジしているつもりですが…。 

 

そのうち情報を出していきますが、別に私、

3Dプリンターを利用して作るもの、作りたいものはヨーヨーだけではないのです。

eastという人間の頭の中にある構造物を具現化するための手段として

たまたま3Dプリンターが合致した、という話なのだろうと。

答えがあるような話ではありません。

けれども、このあたりのことを自分の中で深めていくことはきっと、

今後、いろんなものを作る過程できっと自分の血肉になるだろうと思いつつ。

では、引き続き、ヨーヨーを作っていきましょう。

ぼくヨープロジェクト 

 

今日はここまで!