激レア フジゲン MMBJ (History MMBJ)
「合言葉は、激レア、即買い、だよヽ(*´∀`)ノ」
楽器とも一期一会、どうもeastです。
私がヨーヨーに夢中になっていた2012年夏、
偶然にも手に入り、再びベースを練習していく原動力となった、
超ミニベースをご紹介いたします。
実は、エレキベースの改造遍歴もこのベースがきっかけだったりします。
百聞は一見にしかず、ということでまずこちら。
ご覧の通り、通常サイズのジャズベと比べてこのサイズ(左)。
先日改造、紹介したBacchusのWJB-miniと比べてもさらに小さい(右)。
こんなエレキベースあるんですよ!びっくり!かわいい!
もともとは島村楽器のプライベートブランド「History」の
子供向けシリーズとして2000年代前半に出ていたもののようで、
その楽器としての面白さは、
歌舞伎役者の某梅雀さんのホームページでも紹介されています。
ところが!
私のところにあるMMBJは、その頃市場に出回っていたものではないのです。
その証拠がこちら。
ヘッドのロゴが「History」ではなく「FGN」、つまりフジゲンなのです。
通常のHistory製MMBJは、ヘッドに本体と同じ色で塗装がされています
が、このMMBJは塗装なし、フジゲンロゴのみなのです。
さらにヘッドの裏側、製造ナンバーの下に「MADE IN JAPAN」の文字。
おー、ということは日本の職人さんがイチから作ったのかな・・・。
※銀色の輪宝シールは私が後から貼ったものです。
所有のベースすべてに貼ってある御守りシールです。お気になさらず…。
Historyならともかく、
フジゲン、MMBJでいくら検索してもまったく情報が出てこないんで、
とにかくこのベースの出自が気になった私。
池袋のフジゲン直営店に持って行ったところ、
店員のお兄さんが難しい顔しながら、
「何年も前に島村楽器で売っていた子供用楽器の販売に向けて試作した、
プロトタイプのうちの1本でしょう、たぶん」という推測をしてくれました。
「話に聞いたことはあるんですが、僕は初めて見ました」とも。
なんというレアネス、ニヤリ。
ということで、すっかり気に入ってしまったこのベース。
音の印象として、意外にもエレキベースとしての低音はしっかり出てますが、
正直、ボンボンというよりもペンペンしちゃってると思います。
アンサンブルに入ったらどうなるかわかりません。
なので、少しでも使えるように、
「このベースにプリアンプ(本体内蔵型イコライザ)を入れたらええやん」
というのが私の発想で、いろんなお店にお願いしました。
が、ボディが薄いのと前例がないということで、全部断られました。
今ではたまーに音を出して独特の音を楽しむ、そんなベースになっています。
このベースを強化したいと思って、いろいろと調べるうちに、
エレキベースを改造するということに目覚めてしまったわけですよ。
では、写真をいくつか。
部品はペグ以外、このベースのために作ってあるミニサイズです。
ピックアップも完全ハンドメイドでしょうな。
ネックのジョイントプレートもオリジナルサイズ。
電装系も、小さい部品ながらしっかり作ってあります。
この写真だと見にくいかなー、ネックには虎目が入ってます。
プロトタイプの割に気合入ってるゥ。
そこにシビれる!憧れるゥ!
握った感じは、エレキギターよりも細くて小さく扱いやすいです。
手の小さい僕でも人差指~小指で1~6フレットとかいけます。
ということでお送りしました、フジゲン製のMMBJ。
職人の漢気を感じるエレキベースでした。
いかがです?世の中、こんなプリティなエレキベースがあるなんて!
楽器の世界は奥が深い(´・ω・`)。
「こりゃあフォルゴーレじゃねぇか・・・」
「出処は聞くな・・・カーチスなんざ屁でもねぇやな!」
入手元は新大久保の中古楽器屋です。
エレキベースが好きな人には、
ヤフオクとかで見かけたら頑張って落札することをおすすめします。
これも音録ったんだけど、依然としてmp3の上げ方がわからん・・・。