Jiraud 「Slapper2」
「弘法は筆を選ぶ」
とあるピアノの先生はそんな言葉を軽々と、また感慨深げに言い放ちました。
どうもeastです。
エレキベースを始めて16年になりますが、
凝り性ということもあって機材にはそれなりにこだわって来ました。
持っている機材の中で一番初めに紹介し、最も万人におすすめしたいのが、
このSlapper2です。
※映っているベースアンプはPJBのBASSCUB、別物です。
渋谷と池尻大橋の中間にあるジラウドベースセンターというベース専門店にて
手に入れたもので、カテゴリーとしては「プリアンプ」に属するもの。
その原理とか理論はホームページに詳しいんで、そっちを見てください。
http://www.jiraud.com/index2.html
音の印象だとか効果だとかは、おそらくいろんな方がブログやなんやらに
レビューを上げていると思いますので、
私は、このブツが私にもたらした効果を語りましょう。
社会人になってから、
これを手に入れるまで4~5年の間、ずっとヨーヨーにかまけていて、
まったくと言っていいほどエレキベースに触っていませんでした。
1ヶ月に一度くらい、思い出して弾く程度。
でも、とあるミニベースの入手をきっかけに、
エレキベースをもう一度練習し直し始めた2012年の夏、
かつて高校生の頃に訪れたこの工房を思い出し(当時は上馬にあった)、
思い切って訪ねて購入。
あと、このブツの購入が実はおまけだったんじゃないかと思うくらい、
本当のベースの音の出し方ってものを、
店主の福田さんに丁寧にレクチャーしてもらえました。
以来、練習するのが一段と楽しくなりました。
不思議なことに、繋ぐと音ヌケが格段に良くなるんで、
自分のプレイが良く聞こえるんです。音の出し方も、そりゃ工夫したくなる。
良く聞こえるってのは上手く聞こえるんじゃなくて、アンサンブルに入って、
プレイがスカッと決まった時の音も、ダメな時の音のアラも、
ぜーんぶ聞こえるってことです。
ごまかしが効かなくなる→弾き手の本当の実力を試される
そんな機材です。
自分の音をちゃんとモニターできない演奏者って、
他人の音もちゃんと聞けているかって怪しいですよね。
自分の話をしてばっかのやつが、他人の話を聞いてるかってのに似て。
もちろん私、プロではないですが、音楽にはそれなりの見識があるつもりです。
機材や楽器については、この情報過多時代、
効果や音や評判は、探せばいっぱいあちこち転がってますよね。
でも、自分の音に対する認識を深められる機材ってのはそう多くないと思います。
そういう点で、大プッシュ!
アクセラレータON、イコライザーON、スラップモードOFFで、
弾いてる間はかけっぱなしで使ってます。
バイパスとの違いを知ってもらいたいんど、
mp3ってどうやったらブログに貼れるのかなー。